はじめまして。訪問看護ステーション「ともに」(東京都品川区)の代表、橋詰友二と申します。
私たちは2024年3月1日、品川区二葉にステーションを開設しました。(注:2025年~西大井に移転)品川は、私が上京以来、長く暮らしてきた大切なまちです。この場所で、病気や障害の有無、性別や年代にかかわらず、すべての人が「自分らしく生きる」ことを支えたい――そんな思いを共有する仲間とともに、ステーションを立ち上げました。
現在は、品川区・大田区の一部を中心に、小児から高齢者、がん・精神疾患・ターミナル期の方まで、幅広い方を対象に訪問看護を提供しています。24時間365日、緊急時対応も含め、地域の安心を支える存在として活動しています。
私は精神科病院で看護師としてのキャリアをスタートし、その後、外科や泌尿器科、救急外来(ER)など、さまざまな診療科を経験しました。40歳の頃に在宅医療の魅力を知り、以来、訪問看護に深く関わっています。新規ステーションの立ち上げや再建など、訪問看護の現場で多くの経験を積んできました。
訪問看護の魅力は、何よりも「一対一の関係性」を大切にできることです。病院では時間に追われがちですが、在宅の現場では、一人ひとりと丁寧に向き合い、その人生に寄り添うことができます。
「ともに訪問看護ステーション」の名前には、「共に生きる(共生)」という意味を込めました。民族、言語、宗教、国籍、ジェンダー、病気や障害など、さまざまな違いを超えて、互いを尊重し合える社会の実現を、看護を通じて目指しています。
看護の力で地域を元気にしたい――
その想いを胸に、地域と共に成長を続ける「ともに」をどうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役・看護師 橋詰友二
【ご利用者さま、ご家族さまへ】
「家族の病気が心配だけど、誰に相談したらいいかわからない」
「体調が悪いけれど、どこの病院に行けばいいか迷う」
そんな悩みを抱えていませんか?
病気や介護、日々の暮らしの中での困りごと――どうか一人で抱えず、私たちにご相談ください。
「契約していないと訪問看護に相談できないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
私たちは、医療・介護の“よろず相談所”として、地域の皆さまの不安に寄り添い、必要な支援につなぐことを大切にしています。
ステーションの開設は最近ですが、スタッフは地域の医療・介護に長く携わってきた専門職ばかり。
地元の医療資源を熟知している私たちだからこそ、お力になれることがあります。
困ったときは、どうか我慢せずに早めにご相談ください。
問題は早期対応がカギ。病気も介護も、早くからの支援が未来を変えます。
「ちょっとしたことだけど、誰に聞けばいいかわからない」
そんなときこそ、私たち「ともに」に声をかけてください。
医療・介護の“入り口”として、皆さまのお力になれたら幸いです。
▷サービス内容はこちら
【地域機関の皆さまへ】
私たちは、地域の医療・介護関係者とのつながりを、何よりも大切にしています。
そのうえで、いわば“かゆいところに手が届く”ような、柔軟で細やかな対応を心がけています。
私自身、「難しい状況ほど燃える」タイプでもあり、急な退院や他のステーションで対応が難しい事例などにも、積極的に取り組んできました。
たとえば、在宅酸素が必要な重症の方の年末の緊急退院対応、認知症のある方が新型コロナに罹患した際の訪問看護、複数の事業所に受け入れを断られた方への訪問――。これまでも、さまざまな状況に向き合い、乗り越えてきました。
スタッフには、それぞれ得意分野を持つ経験豊富なベテランが揃っており、どのようなケースにも安心して対応できる体制が整っています。
品川区で訪問看護をご検討の際には、どんなことでも、まずはご相談ください。
「困ったときの、ともに。」そう思っていただける存在を目指して、これからも地域に根ざした看護を続けてまいります。
▷お問い合わせはこちらから
【仕事を探している看護師・理学療法士の方へ】
私たちが目指しているのは、「利用者さま」「スタッフ」「事業所」――三者すべてが満たされる「三方良し」のステーションです。
私自身、日々実感しているのは、看護師やセラピストにとって最も幸せなのは「利用者さまのそばにいる時間」だということ。だからこそ、移動や調整、記録作成など“見えにくい負担”を減らし、ケアに集中できる環境づくりを大切にしています。
その結果、看護師やセラピストにとっては働きやすく、利用者さまにとっては満足度の高いケアが届けられる。そんな好循環を生み出し、地域に選ばれるステーションを目指しています。
私たちが重視しているのは、知識や経験よりも「人柄」です。利用者さまにも、チームにも、誠実に向き合える方と一緒に働きたいと思っています。
在宅医療がキャリアのゴールでなくても構いません。訪問看護で得た視点や経験は、将来どんな分野に進んでも必ず力になります。現場での実践を通して成長し、自分の道を見つけられる場でありたいと考えています。
また、「働くときは働き、休むときはしっかり休む」。そんなメリハリのある働き方も、私たちの大事な方針のひとつです。プライベートを大切にしながら、やりがいを持って働ける職場を目指しています。
私は准看護師からキャリアをスタートし、夜間学校で正看護師資格を取得。さらにマネジメントを学ぶために夜間大学・大学院に進み、経営学を修めました。この学びは、現場と組織の両方を見渡し、スタッフにとって本当に働きやすい環境づくりに役立っています。
「誰かの力になりたい」という想いがあれば、きっと大丈夫です。
地域を支える仲間として、あなたの参加を心よりお待ちしています。